初稿置き場

#玉座の憧憬
#玉座の憧憬_ロウェル×アレイストIF 11


 ベッドに押さえつけられるように伸し掛かられて、唇を重ねる。
 身体全体で感じる重みが心地いい。
「んっ……、ぁ、ロウェル……」
「なに?」
「さわって」
 頭がふわふわとする。
 アレイストはキスを繰り返しながら、服を捲りあげて腹を辿る彼の指に腰をくねらせる。
「あっ……!」
 その指が胸まで到達して、そこにある尖りをきゅっと抓まれると、声が漏れた。
「ん、ぅ……」
 ぞくぞくと背筋が震える。息が上がって、手が震えた。
 でも、やめてほしくない。
 首筋を辿る舌、胸をいじる指に腰が浮く。
 身体が熱い。でも、もっとほしい。
 アレイストは、ロウェルの手をそっと掴んで、下方へ導いた。何を求めているの察したその手は、するりとズボンの中へ滑り込む。
 太腿を熱い手の平がすべる。そうしながら、アレイストの下肢の方へと移動したロウェルは、ズボンの縁を噛んで、ずらす。その隙間から勃ち上がった陰茎がまろび出た。
 ロウェルはそれをじっと見た後、おもむろに口を開いた。
「っ――!」
 何をする気なのか察して、反射的に腰を引こうとするが、がっしりと押さえられていて身動きが取れなかった。
「っ、あ!」
 ロウェルの舌が裏筋をなぞる。くびれたところを辿って、ちゅっと先端を吸った。
「や、まっ……、ああっ……ん!」
 手と舌とで翻弄される。唾液のぬるりとした感触と、肌が擦れる刺激に腰がビリビリと痺れる。
 左足はロウェルの腕に抱えられ、右足は快感を逃がそうとしてシーツを掻いた。
「ふ、ぅ……、ん、っあ、ああ……っ」
 ロウェルは何も言わない。ただ、太腿を撫でる手は、酷く優しかった。
「あっ、も、はなして……!」
 そう口走るが、こんな時ばかりこちらの言葉を聞いてくれなかった。
 むしろ射精を促すように、弱いところを舌で突いた。
「んんっ――!!」
 成す術なくロウェルの口の中に精を放つ。
 肩で息をしながら下方を見ると、残滓まで残さぬようにちゅっと吸いながら陰茎から口を離すロウェルが見えた。すぐ後には、それを嚥下する音も聞こえる。
「ロウェル……」
 口元を手で拭った彼は、名を呼ばれたのに気付いていた目を瞬かせる。
「どした?」
 頬に、まるでアレイストを愛おしむかのようにキスをされる。
 きゅうっと胸が軋んで、彼の首に腕を回した。
「もっと……、キスして、……――抱いてほしい」
 囁くように願いを呟くと、ロウェルは一瞬息を飲んだ気がした。
「もう少し、元気になったらな」
 彼は幼子にするように、アレイストの頭を撫でて目蓋にキスを落とした。
 やだ、今すぐに……。
 そう口にしたつもりだったが、音にはならず、アレイストはあっという間に夢の世界へ落ちていった。

2026/02/01 14:16:13

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