初稿置き場
#誓約の姫
オープニング1
//背景:空・昼
マリア「今日もいい天気ね……」
//背景:主人公部屋・昼
ローゼンダルク王国の穏やかな昼下がり。アシュフォード家の令嬢マリアは、秋めいてきた空に目を細めた。
//SE:ノックの音
???「失礼いたします」
マリア「あら、エゼル」
エゼル「紅茶をお持ちいたしました、お嬢様」
マリア「ありがとう。……いつ見ても、綺麗に入れるわね」
エゼル「恐縮です」
マリアは目の前に置かれた湯気を立てるティーカップを持ち上げる。
マリア「ふふ、いい香り。エゼル、あなたも一緒にお茶をしない?」
エゼル「…………いいえ、お嬢様。一介の使用人が主家の令嬢と同じ席につくなど、許されません」
マリア「固いことを言わないで。どうしても駄目かしら?」
エゼル「………………それが、ご命令であれば」
マリア「そういうわけじゃ――」
SE:ノックの音
マリア「は、はいっ!?」
???「お嬢様、少しよろしいでしょうか?」
マリア「その声はオリヴィエ? ええ、どうぞ。どうしたの?」
オリヴィエ「失礼いたします」
マリア「何か…あったの……?」
マリアは、幼少期からの友人でもあるオリヴィエの、珍しい曇り顔に不安を覚える。
オリヴィエ「実は、旦那様が至急お部屋まで来るように、と」
マリア「お父様が……?」
マリア(それだけでこんな顔をするなんて――。どんなご用事なの……?)
マリアは不安が一層増幅するのを感じながらも、父の呼び出しに応えるべく、立ち上がった。
2025/09/12 00:00:00
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マリア「ありがとう。……いつ見ても、綺麗に入れるわね」
エゼル「恐縮です」
マリアは目の前に置かれた湯気を立てるティーカップを持ち上げる。
マリア「ふふ、いい香り。エゼル、あなたも一緒にお茶をしない?」
エゼル「…………いいえ、お嬢様。一介の使用人が主家の令嬢と同じ席につくなど、許されません」
マリア「固いことを言わないで。どうしても駄目かしら?」
エゼル「………………それが、ご命令であれば」
マリア「そういうわけじゃ――」
SE:ノックの音
マリア「は、はいっ!?」
???「お嬢様、少しよろしいでしょうか?」
マリア「その声はオリヴィエ? ええ、どうぞ。どうしたの?」
オリヴィエ「失礼いたします」
マリア「何か…あったの……?」
マリアは、幼少期からの友人でもあるオリヴィエの、珍しい曇り顔に不安を覚える。
オリヴィエ「実は、旦那様が至急お部屋まで来るように、と」
マリア「お父様が……?」
マリア(それだけでこんな顔をするなんて――。どんなご用事なの……?)
マリアは不安が一層増幅するのを感じながらも、父の呼び出しに応えるべく、立ち上がった。