親を憎むことで「赦す」ことができる

2023/09/25 14:54:58

こんにちは、雪野深桜です。

今日は、何を喋ろうか悩んだんですけど、長らく患ってた「いい子ちゃん」の仮面を脱いだ話でもしようかな、と思いますね。


……と思って、書きはじめたんですけど、「毒親」とそれを克服した話になりました。

とくに「わたしの家庭は普通なのに、親に対してはモヤモヤしている」と思っているあなたには、何か参考になるのではないかな、と思っています。

幼少期の話

なんというか、まだ数個しかない記事なのに、既に耳タコかもしれませんが、私が「いい子」を演じていたのは、かなり幼少期に遡ります。

幼稚園の頃には「空気を読む」ということを覚えていたし、子どもらしくない子どもだったと思います。


ただ、「何故」そうなったのかが、いまだに分からないんですよね。

家庭環境も普通ですし、殴られたりだとかも一度もなく、いわゆる「一般家庭」で育っています。

それでも、一番苦しかった頃は、自分は不幸だと思っていたし、親の事も「毒親」だと思っていました。

今思うと、大変不思議なくらいです。

家庭環境は人と比べるものではないと思う

でも、当時とてもとても苦しかった自分の気持ちを否定する気はありません。

あの時の私にとっては、やっぱり親は「毒親」だったし、「不幸」だった。


目に見えるような「酷い何か」がなくても、そう思ってもいいのだと思います。

私自身も、少し落ち着いている時は、


「とはいっても、殴られたわけではないし」

「少し怒鳴られるくらい『普通』だよね」

「これくらいで『毒親』だなんて言っていては、本当に酷い家庭環境の人はどうなるの……?」


といったことを考えていました。

たしかに、自分より辛い状況にいる方が、きっと世界のどこかにはいるのでしょう。

けれど、それは「今」あなたが感じている辛さと関係あるの?

そう、当時の自分に聞いてあげたい。


あなたが今「辛い」と感じているのなら、それは確かにそこにあるんです。

負の感情を認める

私も、長らくそうした「怒り」や「悲しみ」、「憎しみ」のようなものを、受け入れられずにいました。


自分よりも辛い人はたくさんいる。

自分より「酷い親」の元にいる人はたくさんいる。


そうやって、「負の感情」を感じないまま、なかったことにしようとしてみました。

けれど、そうした対処をしている間は、ずっとずっと苦しいままでした。


じゃあ、どうやってそれを乗り越えたのかというと、「認めた」んですね。

負の感情を「認めた」。


一足飛びにできたわけではありません。

まずは、自分の親を「毒親」だと仮定してみました。

すると今までに溜めに溜めた、負の感情が出るわ出るわ……。

でも、その感情を今までのように押し殺さずに、出るままにしてあげたんです。

一通り出尽くすまで、ずっと。


あんまりにも苦しくて悲しくて辛くて、ほぼ毎日泣いて暮らしていました。

でも、本人たちにぶつけるのは怖すぎて出来なかったので、一人きりの時はそうして、誰かといる時は普段通りの顔をして、とてもしんどかったですね。

(もし出来そうなら、冷静になれるタイミングで、本人にも気持ちをぶつけてみるのもアリです。私はまだできてないので、課題だなぁと今も思ってます。あ、気持ちをぶつけても、心身の安全が保たれる場合に限り、ですよ! あなたの安全が第一です!)


そんな日々が何ヶ月か続いて……。

親が「嫌い」「憎い」という気持ちを出し切ったんだと思います。

親に対しても「あれ、案外いいとこあるじゃん」という風な気持ちが芽生えはじめました。

そして、あまり泣かなくなった頃……、父が優しくなったんですよ。

「手放し」で現実が変わる、本当に

それまでの父は、手こそ上げませんでしたが、突如キレはじめて怒鳴ったり、お酒を飲んでいない時はデフォルトが不機嫌だったり、という……(文章にするとロクでもないな)様子だったんです。

けれど、今では冗談も言うし、機嫌よく過ごしている時も格段に増えました。


本当に劇的に変わったのですが、それに至った最後の決め手は、私の父への気持ちが変わったことが大きかったと思います。

昔は「私のことなんてどうでもいいんだ」とか「私が死んでもどうとも思わないんだろうな」とか、とにかく「愛されていない」という思いがとても強かったんです。

けれど、負の感情を出し切ったことで、「あれ、もしかして……愛されてるのかも?」という気持ちが持てるようになった。冷静にものが見れるようになったんですね。


そうしたら、本当に態度が目に見えて変わるんです。すごくすごく驚きました。

そんな体験をした後に、スピリチュアル――つまり、「自分が変われば相手も変わる」的なあれですね。そんな考えに出会って、めちゃくちゃ腑に落ちたという形です。


今となっては、当時あれほど嫌いだったのが不思議なほど、親のことが好きです。

出来る範囲で

とはいえ、今「嫌いで嫌いで仕方がない!」という人は、無理に許す必要もないと思います。

おそらく、私のパターンはかなり上手くいった形なので、全ての人がそうなるとは断言できないからです。


ただ、実際の親との関係はともかく。

自身の中に「憎しみ」などの強い負の感情が存在し続けるのって、とても辛いですよね。

なので、まずはその感情を無理に抑え込まずに、感じ切ってみてください。

少しは軽くなるはずです。

気持ちって、感じ切ると手放せるんですよ。


なので、まずは自分の感覚に嘘をつかないこと。

これだけでいいので、やってみてくださいね。

おわりに

では、今親子関係で苦しみを抱えているあなたに、カードさんからメッセージをいただこうかな、と思いますね。

今、暗闇へ立ち止まっているあなたへ。

もう少しで、暗闇を照らす一条の光が差し込みます。

どうか負けないで。

明けない夜はないというでしょう。

今は夜明け前の最も暗い時期なだけなのです。

ですので、動けないと感じているならば、無理に動く必要もありません。

けれど、光が差し込んできて、動ける、動こうと思えた時は、迷わず一歩踏み出してください。

今はその準備をするだけでも大丈夫。

かならず朝はやってきます。


以上です!

今は辛くても、無理をせず進んでいきましょうね!

私も心から応援しています。


ではそろそろこの辺で!

みなさまの心にしあわせの花が咲きほこりますように!

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