自分と親友になって「好きなもの」を見つけよう
こんにちは、ナラティブヒーラー 雪野深桜です。
記念すべき初記事(ご挨拶のぞく)ですが、目標設定についてお話ししようと思います。
というか……、「どんな記事書いたら良い?」ってカードさんに聞いた結果これ、って言われただけなんですけどね。
とりあえず、はじめますね!
「大人になったら何になりたい?」
みなさん、子どもの頃は何になりたかったでしょうか?
お花屋さん、ケーキ屋さん、サッカー選手、宇宙飛行士……、最近ではYouTuberなどのインフルエンサーを挙げる子もいると聞きます。
時代は変わったなぁ、としみじみ思うアラサーです……。
それはさておき。
私自身はというと、「およめさん」が幼少期に口にしていた答えでした。
だって、「本当はなりたいものなんてなかったから」。
けれど、「大人になったら何になりたい?」は、周囲の大人たちから定期的に聞かれる質問です。
当時、(今思い返すと)とても真面目……変なところに生真面目だった私は、「聞かれたら、何か答えを返さなければ」と思い込んでいたのだと思います。
周囲の子たちの答えを聞き、一番「女の子として自然」な答えを選んで、口にしていました。
時は平成初頭。
今と比べると、まだまだ「女なら」「男なら」と言われていた時代です。
「およめさん」なら、答えた相手がどんな相手でも、「それはちょっと」と言われない答えだと思っていたのだと思います。
全部、当時は無意識でしたが。
意志が弱かった子供時代
周囲の空気や考えを汲んで対応する――。
考えようによっては、それは美点にもなりますね。
けれど、当時……、いえ、少し前までの私は、まるで自分の意見がありませんでした。
印象的なエピソードで残っているのは、とあるフードコートでの出来事です。
小学生くらいの時だったと思います。家族で旅行に行ったんですね。
そこで(どこだったのかも忘れてしまいましたが)、サービスエリアに寄って何か食べようということになりました。
けれどその時の私は、「何が食べたい?」と聞かれても、何も答えることが出来ず……。見兼ねた父親から「この肉まん食べたいか?」と聞かれても、自分がそれを食べたいのかどうかすら分かりませんでした。
その時、私が何を考えていたかというと、
「食べたい気もするけど、そうでもないかもしれない」
「(そこまで食べたいわけでもないのに)食べたいと言って、怒られたらどうしよう」
「でも、食べたくない、と言っても、他に食べたいものがあるわけじゃないし」
「とりあえず早く答えなきゃ」
「でも、でも、でも……」
振り返って思うこと
いや、「食べたい」でええやろ!?
と、今なら思うのですが、
もうパニックですよね、これ。
まあ、肉まんの例は極端かとは思いますが、(「食べたい」を書き過ぎてゲシュタルト崩壊してきた)
「自分は何がしたいのだろう」とか
「自分は何が好きなのだろう」とか
そういった疑問を抱えている方は、少なくないように思います。
私自身、この肉まんの例から更に十年以上、二十代前半頃まで、「飲食店で自分の好きなものを頼む」が出来ませんでした。
とくに、誰か他の人と一緒に行った時ね。
「なんでもいいよ〜」って、つい言っちゃう。
そんな私が、なぜ変われたかというと、
「深桜ちゃんは、何が食べたいの?」「深桜ちゃんはどうしたい?」
と、根気強く聞いてくれる友人の存在がありました。(本当にありがとう……!)
そのことがきっかけだったのだと、今は思いますが、
「食べたいもの」にはじまり、「したいこと」、「着たい服」、「行きたい場所」がどんどん分かるようになってきています(現在進行形で)。
今「したいこと」がわからないあなたへ
「そう都合よく、そんな友達いないよ!!」
と、言いたいあなた、ちょっと待ってください。もう少し聞いてね。
たしかに、私のきっかけは、その友人でした。
けれど彼女も、毎日毎日「今日は何着たい?」とか、「今日はどこ行きたい?」とか「何したい?」とか、聞いてくれるわけではないですよね。(彼女には彼女の生活があるので当然)
ですので、そういう時はどうすればいいかをお話しします。
ずばり、自分の心に聞きましょう! ってやつです。
スピリチュアルが好きな方だったら、「ワクワクに従って〜」とか「魂の声を聴いて〜」とかって、耳タコですかね……(すみません)
でも、結局はそこなんだと思います。
自分のことを、一番大事な親友だと思って、ゆっくり丁寧に聞いてあげてください。
「わからないよ」と言われても、根気強く接してあげてください。
もちろん、あんまりにも分からなくて、イラッとしてしまう時もあると思います。あとは、決められない自分に悲しくなってしまったり。
そういう時は、「とりあえず」で大丈夫です。
「とりあえず」、今日はこの服を着よう。
「とりあえず」、今日はこれを食べよう。
という風に。
これは、毎日の着る服とか食べ物とか、そういう後々への影響が比較的軽いものだけではなく、仕事や人生の選択についても言えることだと思っています。
生きてさえいれば、人生は何度でもやりなおせるからです。
(もちろん、自分や他者が精神的に、もしくは肉体的に傷ついてしまうような事柄については、よくよく検討を重ねてください。私的には「自分もみんなも傷付かない方法」を探すのがおすすめ)
もし間違った選択をしてしまったなぁ、と思った時は、そう気付いた瞬間に違う選択をしましょう。
宇宙目線では「間違った選択」なんて無い、とは言われますが、その渦中にいる時はそんな風に思えませんよね。
それでも大丈夫です。「間違った選択」をしてもいいんです。
辛かったら「なかったこと」にしちゃいましょう! それもできなければ、いっそのことその辛さに浸りきってみるのも良いですよ。
さいごに
あなたは生まれた瞬間から、あの世に帰るその瞬間まで、あなた自身と歩んでいきます。
自分自身を無二の友だと思えたら、とっても心強いと思いませんか?
そんな親友のことをたくさん理解してあげてください。
わたしは何が好きかな?
わたしはどんな時間を過ごすと心が安らぐかな?
わたしはどんなものに囲まれていると嬉しいかな?
ひとつずつ、それを見つけていきましょう。
ゆっくりで大丈夫です。
そうやって、「わたし自身」と仲良くなってゆけば、理由のない不安や自分の存在意義を疑うようなことも、少しずつ薄れていくはずです。
私自身もまだまだ発展途上です!
一緒に歩んでいきましょうね。
それでは、今回はこのあたりで。
みなさまにしあわせの花が咲き誇りますように。