自分と親友になって「好きなもの」を見つけよう

2023/08/25 16:05:43

こんにちは、ナラティブヒーラー 雪野深桜です。


記念すべき初記事(ご挨拶のぞく)ですが、目標設定についてお話ししようと思います。

というか……、「どんな記事書いたら良い?」ってカードさんに聞いた結果これ、って言われただけなんですけどね。

とりあえず、はじめますね!

「大人になったら何になりたい?」

みなさん、子どもの頃は何になりたかったでしょうか?

お花屋さん、ケーキ屋さん、サッカー選手、宇宙飛行士……、最近ではYouTuberなどのインフルエンサーを挙げる子もいると聞きます。

時代は変わったなぁ、としみじみ思うアラサーです……。


それはさておき。

私自身はというと、「およめさん」が幼少期に口にしていた答えでした。

だって、「本当はなりたいものなんてなかったから」。


けれど、「大人になったら何になりたい?」は、周囲の大人たちから定期的に聞かれる質問です。

当時、(今思い返すと)とても真面目……変なところに生真面目だった私は、「聞かれたら、何か答えを返さなければ」と思い込んでいたのだと思います。

周囲の子たちの答えを聞き、一番「女の子として自然」な答えを選んで、口にしていました。


時は平成初頭。

今と比べると、まだまだ「女なら」「男なら」と言われていた時代です。

「およめさん」なら、答えた相手がどんな相手でも、「それはちょっと」と言われない答えだと思っていたのだと思います。

全部、当時は無意識でしたが。

意志が弱かった子供時代

周囲の空気や考えを汲んで対応する――。

考えようによっては、それは美点にもなりますね。

けれど、当時……、いえ、少し前までの私は、まるで自分の意見がありませんでした。


印象的なエピソードで残っているのは、とあるフードコートでの出来事です。

小学生くらいの時だったと思います。家族で旅行に行ったんですね。

そこで(どこだったのかも忘れてしまいましたが)、サービスエリアに寄って何か食べようということになりました。

けれどその時の私は、「何が食べたい?」と聞かれても、何も答えることが出来ず……。見兼ねた父親から「この肉まん食べたいか?」と聞かれても、自分がそれを食べたいのかどうかすら分かりませんでした。


その時、私が何を考えていたかというと、

「食べたい気もするけど、そうでもないかもしれない」

「(そこまで食べたいわけでもないのに)食べたいと言って、怒られたらどうしよう」

「でも、食べたくない、と言っても、他に食べたいものがあるわけじゃないし」

「とりあえず早く答えなきゃ」

「でも、でも、でも……」

振り返って思うこと

いや、「食べたい」でええやろ!?


と、今なら思うのですが、

もうパニックですよね、これ。


まあ、肉まんの例は極端かとは思いますが、(「食べたい」を書き過ぎてゲシュタルト崩壊してきた)


「自分は何がしたいのだろう」とか

「自分は何が好きなのだろう」とか


そういった疑問を抱えている方は、少なくないように思います。

私自身、この肉まんの例から更に十年以上、二十代前半頃まで、「飲食店で自分の好きなものを頼む」が出来ませんでした。

とくに、誰か他の人と一緒に行った時ね。

「なんでもいいよ〜」って、つい言っちゃう。


そんな私が、なぜ変われたかというと、

「深桜ちゃんは、何が食べたいの?」「深桜ちゃんはどうしたい?」

と、根気強く聞いてくれる友人の存在がありました。(本当にありがとう……!)


そのことがきっかけだったのだと、今は思いますが、

「食べたいもの」にはじまり、「したいこと」、「着たい服」、「行きたい場所」がどんどん分かるようになってきています(現在進行形で)。

今「したいこと」がわからないあなたへ

「そう都合よく、そんな友達いないよ!!」

と、言いたいあなた、ちょっと待ってください。もう少し聞いてね。


たしかに、私のきっかけは、その友人でした。

けれど彼女も、毎日毎日「今日は何着たい?」とか、「今日はどこ行きたい?」とか「何したい?」とか、聞いてくれるわけではないですよね。(彼女には彼女の生活があるので当然)


ですので、そういう時はどうすればいいかをお話しします。


ずばり、自分の心に聞きましょう! ってやつです。


スピリチュアルが好きな方だったら、「ワクワクに従って〜」とか「魂の声を聴いて〜」とかって、耳タコですかね……(すみません)

でも、結局はそこなんだと思います。


自分のことを、一番大事な親友だと思って、ゆっくり丁寧に聞いてあげてください。

「わからないよ」と言われても、根気強く接してあげてください。


もちろん、あんまりにも分からなくて、イラッとしてしまう時もあると思います。あとは、決められない自分に悲しくなってしまったり。

そういう時は、「とりあえず」で大丈夫です。


「とりあえず」、今日はこの服を着よう。

「とりあえず」、今日はこれを食べよう。


という風に。


これは、毎日の着る服とか食べ物とか、そういう後々への影響が比較的軽いものだけではなく、仕事や人生の選択についても言えることだと思っています。


生きてさえいれば、人生は何度でもやりなおせるからです。


(もちろん、自分や他者が精神的に、もしくは肉体的に傷ついてしまうような事柄については、よくよく検討を重ねてください。私的には「自分もみんなも傷付かない方法」を探すのがおすすめ)


もし間違った選択をしてしまったなぁ、と思った時は、そう気付いた瞬間に違う選択をしましょう。

宇宙目線では「間違った選択」なんて無い、とは言われますが、その渦中にいる時はそんな風に思えませんよね。

それでも大丈夫です。「間違った選択」をしてもいいんです。

辛かったら「なかったこと」にしちゃいましょう! それもできなければ、いっそのことその辛さに浸りきってみるのも良いですよ。

さいごに

あなたは生まれた瞬間から、あの世に帰るその瞬間まで、あなた自身と歩んでいきます。

自分自身を無二の友だと思えたら、とっても心強いと思いませんか?

そんな親友のことをたくさん理解してあげてください。


わたしは何が好きかな?

わたしはどんな時間を過ごすと心が安らぐかな?

わたしはどんなものに囲まれていると嬉しいかな?


ひとつずつ、それを見つけていきましょう。

ゆっくりで大丈夫です。

そうやって、「わたし自身」と仲良くなってゆけば、理由のない不安や自分の存在意義を疑うようなことも、少しずつ薄れていくはずです。


私自身もまだまだ発展途上です!

一緒に歩んでいきましょうね。


それでは、今回はこのあたりで。

みなさまにしあわせの花が咲き誇りますように。

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