序章

 とある世界、とある国―――

 一人の姫が国を守護する国があった。


 その姫は、生まれながらに強力な魔力を有し、国の周囲に見えぬ城壁のような結界を張って、国の安寧を守っていた。


 そんな彼女を、人々は敬愛を込めてこう呼んだ。

 「国守姫」と―――――

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